何をするときも実は命がけなんだ
―ひすいこたろう 2012. あした死ぬかもよ? 人生最後の日に笑って死ねる27の質問 名言セラピー ひすいこたろうのベストセラー本 ディスカヴァー・トゥエンティワン
ときどき、こうした言葉に触れるたびに、
私は「普通」のありがたさを思い出します。
私たちが「いつも通り」と呼んでいる一日。
目を覚まし、顔を洗い、
同じ道を通り、同じ場所へ向かう。
何度も繰り返しているように見えるけれど、
まったく同じ瞬間は、ひとつもありません。
同じ朝に見えても、
同じ仕事に見えても、
今日という一日は、もう二度と戻ってきません。
元気なときは、
そのことに気づきにくいものです。
「普通」は空気のようで、
そこにあることが当たり前になっています。
けれど、体調を崩したときや、
突然、環境が変わってしまったとき。
それまで意識していなかった
“普通に過ごせること”が、どれほど大切だったか
と気づくことがあります。
私は本を読む中で、
何度もこうした言葉に出会ってきました。
そのたびに、立ち止まらせてもらいます。
大きな挑戦をしなくてもいい。
劇的に変わらなくてもいい。
ただ、今日という一日を
「これも一度きりなんだ」と思えたなら、
それだけで、少しだけ景色が変わることがあります。
ときどき、思い出したくなります。
この“普通だと思っている瞬間”は、二度とない。
そう思えたとき、
ほんの少しだけ、
今日という一日がやわらかく感じられる気がします。