「やるかやらないか悩むなら行動しよう。どうせ気になって最終的に行動するだろう。どうせなら早く失敗して何かを学ぶ方がよい」
この言葉は、私がこれまでの人生で何度も救われてきた言葉です。
私は普段、行動する前にとにかく悩みます。
「本当にやっていいのか」
「失敗したらどうしよう」
「今じゃなくてもいいんじゃないか」
…そんなふうに考えているうちに、何もできないまま時間が過ぎてしまうことがよくありました。
でも、何年も経ってからふと気づくんです。
結局、悩み続けたことほど“後で必ず行動してしまう”んだ、と。
だったら、あの時もっと早く行動していれば、結果がどうであれ心はきっと軽くなっていたはず。
この言葉は「無茶をしろ」という意味ではなく、
“気になっていることから逃げないであげよう”
という優しいメッセージなんだと、今では思っています。
行動しない理由はいくらでも作れます。
「時間がない」「お金がない」「不安だから」
そんな理由を並べて動けない一方で、心のどこかでは
「行動できたら何とかなる」
と期待してしまう自分もいます。
ただ実際には、行動したからといって劇的に現状が変わるわけではありません。期待どおりの奇跡が起きることも少ない。
それでも、行動した分だけ確実に
“今より少し前に進む”
ことができますし、その小さな前進こそ、後になって大きな変化の種になるのだと思います。
だから私は、小さな一歩でも行動することを心がけるようになりました。
失敗しても「あの時の“気になる”が消えてスッキリした」と思えるし、行動できた自分に「よくやった」と言ってあげられる瞬間も増えました。