「君ならできる なんだってできる 不可能なんてなにもない。」
この言葉は、なぜか ちょっとやる気がある時にだけ思い出す。
学生時代からずっとそうで、落ち込んでいる時には全然思い出せないくせに、気持ちが少し前向きな日に、ふっと浮かんでくる。
もちろん、本気で何でもできるなんて思ってはいない。
それでも、この言葉が頭に浮かぶと、**「もう少しだけがんばれるかもしれない」**と思えて、少しやる気が戻ってくる。
どの本で読んだのか、いつの間にか自分が作ったのかはもう覚えていないけれど、図書館の中を歩きながら小さくつぶやいて、自分にそっと気合を入れていたのだけは覚えている。
仕事の悩みや人間関係、同じ毎日のくり返しで疲れている人でも、
この言葉は“無理やり元気を出させるため”ではなく、
**「自分の中のやる気を、ちょっとだけ起こしてくれる言葉」**なんだと思う。
しんどい日は思い出せなくてもいい。
思い出せた日の自分が、また少し前に進む力をくれるから。