今日のちいさな一歩

小さな“形”が道をひらく――ノーベル賞の言葉から学んだこと

「要は人の目にとまること」
中村修二 2001. 考える力、やり抜く力 私の方法 三笠書房

これは、2014年にノーベル物理学賞を受賞した中村修二さんの言葉です。
私がこの言葉に出会ったとき、**「あぁ、そうか」**と深く腑に落ちました。

どんな時でも、
小さくていいから、形にしておくこと” ——
この考え方が、とても大切だと気づかされたのです。

形にしておけば、たとえ自信がなくても、誰かの目にとまり、思いもよらない評価や声掛けにつながることがあります。
環境が変わって不安なときや、先が見えず立ち止まってしまったときでも、小さな結果を残すことが、次のステップへとそっと背中を押してくれる
そんな瞬間が、必ずあります。

中村さんの言葉をきっかけに、私自身も
「途中過程も大事だけれど、どんなに小さくても“形にする”ことを意識しよう」
そう思うようになりました。
そして、この小さな積み重ねがきっかけで、思いがけず上司から昇進のお声掛けをいただいたこともあります。

だからこそ、
どんなに小さくても、あなたが残した“形”は、誰かの目に届きます。
そのひとつが、次の一歩につながります。

無理に大きな行動をしなくて構いません。
今できる小さな“形”で十分です。
その積み重ねが、静かに未来を動かしていきます。

著:中村 修二
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